オートバイによるジムカーナは、まだまだメジャーな存在ではありません。４輪では全日本選手権が開催されているようですが、２輪ではあくまでもそれぞれの地域で独自に開催されています。大会として開催されているのは、私が知る限り西は九州から、四国、広島、関西、関東、宮城ぐらいでしょうか。会場には巨大な駐車場、自動車教習所、サーキット等に隣接したジムカーナ専用の場所などが使われています。オートバイにはもちろん一般市販車が使用されます。ジムカーナに適したマシンの改造も行われ、無改造のマシンとはクラスを別にされています。主催者団体によっては、マシンの改造を著しく制限しているところもあります。
ジムカーナはタイムアタックレースです。一般的に、パイロン等で絶対スピードの低いタイトでテクニカルなコースが設定されています。そこを１人づつ走り、タイムを計測して順位が決定されます。普通では考えられないような難関セクションもおりまぜて、テクニックの違いが大きなタイム差となって現れます。もちろん、オートバイの性能、扱いやすさも見逃すことの出来ない重要なファクターです。現在のところ、参加台数の多さからもホンダのNSR250が最も有利なバイクとされているようです。低速域からの十分なトルクとマシン重量、ハンドリングなどがいいらしく、それはそのままジムカーナがマシンに求める性能だと考えられます。トルクに関しては、小排気量車、ピーキーな２ストなどは不利でしょう。重量に関しては、やはり大排気量車。ハンドリングに関しては、オフロード車など軸間距離が長ければ長いほど不利となるようです。テクニックに関しては、もちろん普通のライディングテクニックがそのまま通用するのですが、かなり特異なコースセクションもありますし、ジムカーナに特化したものも必要かと思います。上の画像のようなパイロンの周囲を１回転以上回る通称「回転」と呼ばれるセクションはその典型です。
関東では、ＤＵＮＬＯＰ・月刊オートバイカップ！ジムカーナ大会というものが開催されています。98年までは主に埼玉県大宮市の錦ヶ原自動車教習所というところでの開催でした。上の３つの画像は96年の夏、ここで行われた第３戦のものです。99年からは場所を同じ埼玉県熊谷市に移しています。日程など、詳しくはＪＡＧＥのページに掲載されていますのでそちらをご覧ください。
96年のこの大会の第４戦は茨城県の筑波サーキットのジムカーナ場で行われました。ここはツインコースといって、まったく同じコースが２つ設けてあり、２人のライダーがそれぞれで同時にスタートするのです。つまり、見ている者も、その２人のタイムバトルが見れるとあって、独特の盛り上がりを見せました。上と下の画像は残暑の厳しい96年の第４戦の筑波のものです。
この５つの画像の選手は、仙台を拠点とし、その活躍の場を全国に広げるダンロップ杯Ａ級ライダーの畠山 茂さんです。また同時にジムカーナメーリングリストの主催者でもあります。
ＭＬの事務担当、泉 知論さん監修のジムカーナ・講習会のガイドページは必見です。今からジムカーナを始めようと思われている方や、ちょっと興味が出てきたかな、と思われた方。各地域の情報など盛りだくさんなのでぜひご覧ください。
ＭＬの「だりる」さんのホームページは、ジムカーナ関連のリンクが充実しています。ご本人は私の大好きなゴロワーズカラーのTZRに乗っておられます。もちろんパラレルツインです。…が、最近Ｖエンジンにかいぞーされたらしいです。
Daryl's HomePage ＭＬの堀田さんのホームページはオートバイ全般の情報が満載です。ご本人はＢ級に昇格され、その熱い走りを見せつけてくれます。
堀田のバイク関連情報 二輪ジムカーナ主催者団体協議会（ＪＡＧＥ）のページです。関東地方で行われるダンロップ杯、バトラックス杯、ＪＴＣ杯などのリザルト、その他練習会の情報など、待望の運営者側によるホームページです。
JAGE Home Page 渡辺２号さんのページでは、愛車のVFR400Rに関する改造、ジムカーナリザルト分析や工具に関する話題などが掲載されています。
nabe2nd めざせ事務屋の星 すうぱあＢＩＧ１さんのページです。とにかく面白いです(^^)。談話室もあります。
ジム屋のページ 渋谷さんのページにはデジカメによるジムカーナ大会のレポートがあります。私も写ってます(^^)。
くるくるパイロン
